韓国語は独学でマスターできる?メリット・デメリットは?独学のコツ

韓国語学習

記事内には広告を含みます

・韓国ドラマを字幕なしで見たい

・K-POPアイドルの推しの話してることを理解したい

・韓国旅行や仕事で韓国人とコミュニケーションできるようになりたい

と韓国語の学習を始める方が増えています。

韓国語を習得するには、韓国語教室に通うかテキストなどを使用し独学で学習する方法があります。

できれば、独学で習得したいけど…

「独学で韓国語はできるようになるのか?」

という疑問もありますよね。

実は、独学で韓国語学習を始める人は多いです。

韓国語学習者の約70%の人が趣味で韓国語を始めています。

なかには独学でも中級・上級レベルまで達成する人もいます。

私も完全独学で韓国語学習を続けています。

私自身は195時間で初級レベルを達成しました。

語順が日本語と同じなので英語学習時より意味取りが早くできるようになりました。

初級レベルでも、専門的な言葉の入ってない韓国ドラマのセリフであれば家事しながら60〜70%程度理解できています。

この記事では韓国語は独学で習得は本当に可能なのか、独学のメリットやデメリットは何なのか?

独学で韓国語を習得したい方はどのように学習すれば良いのかちょっとしたコツも含めて解説します。

この記事をよむと独学で韓国語を習得できることが分かっていただけると思います。

さらに、独学で韓国語を習得するためにどうすればいいかが分かります。

韓国語を上級レベルまで独学で習得は可能?独学のメリット・デメリット

独学で韓国語をマスターすることは可能です!

韓国語と日本語は語順が同じなど、学習をするうえで日本人にとって馴染みやすい言語です。

日本人の英語学習者は語順の違いに苦戦することも多いです。

言語には「日本人にとって習得しやすい言語」と「難易度の高い言語」というものがあるんです。

 

「日本人にとって難易度の高い言語・低い言語」一覧

*1 DILA独自の研究に基づき、推測したものです。
*2 国際ビジネスコミュニケーション協会第6回「TOEIC活用実体報告」を基に編集。

引用:ディラ国際アカデミーhttps://dila.co.jp/business/policy/

上記の表を見ても分かるように韓国語は日本人にとって学習しやすい言語です。

できるだけ費用をかけずに韓国語を学ぶ

独学で韓国語を学習すれば韓国語教室に通う場合に比べて費用を抑えることができます。

韓国語教室に通う場合、入会金・レッスン受講料・その他費用などがかかります。

大手韓国語教室の料金をまとめてみました。

【韓国語教室の料金比較表】

・駅前留学NOVA:入会金無料/グループレッスン月謝11,000円~(月4回、1回40分)/マンツーマンレッスン月謝29,700円~(月4回、1回40分)/月会費1,100円
・K Village Tokyo:入会金無料/グループレッスン550円~(月4回、1回60分)/マンツーマンレッスン3,850円~(1回60分)/基本料金2,200円
・ECC外語学院:入会金22,000円/レギュラーコース月額21,080円(週1回80分)/マンツーマンレッスン16,896円~(週1回80分)/教材・諸経費が別途必要

上記は一例ですが、最低限必要な費用が独学に比べて高い傾向にあります。

レッスン料が安い場合でもグループレッスンであまり発言できなかったり、自分のペースで学習できないという点も考慮する必要があります。

独学で学習する場合の費用はほぼ教材費用のみです。

教材は参考書が1冊あたり1,000円〜2,000円程度。

各自必要な教材は選択可能なので、YouTubeなど無料のものを利用すれば費用を抑えることも可能です。

会話習得の段階には、オンラインレッスンを利用する場合もありますが、比較的教室に通うより安くマスターできます。

初心者〜上級までかかる時間目安

韓国語習得のために必要な学習時間は1,000時間です。

・0から初級レベル達成までは200時間

・初級レベルから中級レベル達成まではプラス300時間(計500時間)

・中級レベルから上級レベル達成までにプラス400時間(計900時間)

・スピーキング力を上級レベルまで強化するにはプラス100時間

1日1時間の学習時間だと初級レベル達成まで半年程、上級レベルまでは2年9か月程かかります。

1日3時間学習すれば初級レベル達成まで約2か月半、上級レベルまで1年あれば達成できます。

平日が忙しい場合は休日で調整すると無理なく学習を続けることができます。

独学のメリット・デメリット

【韓国語を独学するメリット】

①費用を抑えることができる

韓国語教室に通うと先の料金比較で見ても分かるように入会金・受講料・その他諸経費とかかる費用が高くなってしまいます。

独学の場合は教材費が必要ですがテキストも1冊1,000円〜2,000円と高いものでもありません。さらに、必要な教材は自分で選ぶことができるため費用を抑えることができます。

②時間や場所を選ぶことができる

教室に通うとなると決まった時間に教室に出かける必要があります。

レッスンに行くために外出の準備も必要ですし、移動時間も取られてしまうのが面倒だと感じる方や仕事などで時間が固定しにくい方には時間や場所を気にせず学習できる点はメリットです。

③自分に合った学習方法、自分のペースで学習できる

教室に通うと自分主体で学習を進めることが難しい場合があります。

マンツーマンレッスンであれば、ある程度要望も聞いてもらえますが、カリキュラムに沿って進むことも多いです。

レッスンが行われている時間に行かなければいけないため時間の調整が難しいのですが、独学の場合は時間の調整が可能です。自分の予定や生活リズムにあわせていつでも学習可能です。

目標達成のために必要な学習を自分で選ぶことができて、自分に合った方法で学習できます。

④理解度が上がる、身につく学習ができる

独学で勉強していると自分が理解できてなければ先に進むことができません。先に進めないと目的は達成できないのでテキストを読み込んだり、反復学習するようになります。語学習得において重要な反復学習が身につくことは大きなメリットです。

【韓国語を独学するデメリット】

①分からない所を質問できない、自分で解決する必要がある

独学の場合は質問する相手がいません。分からない部分は自分で調べる必要があります。

ネットで調べる、言語交換サービスを利用するなど工夫が必要です。

 

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②習得までに時間がかかる場合がある

独学は学習時間の管理を全て自分でする必要があります。

分からないことを調べる時も特に初心者のうちは解決方法を見つけることが難しく、時間をかけて調べることになります。

初心者のうちは時間がかかってもしっかり理解してレベルを確実にあげて、こまめにスケジュールの見直しをしていけば習得まで時間を上手く使うことができます。

③挫折しやすい

スケジュールの管理も学習のやり方を決めるのも疑問を解決するのも全て自分次第なので、モチベーションに左右されてしまう。

初心者の段階であれもこれもと詰め込み過ぎる。

など無理な学習をして、どこかで躓いたら途端にやる気を失ってしまう方も多いです。

語学習得はすぐに身につくわけではありません。

ある程度の期間コツコツと続ける必要があります。

モチベーションだけでスケジュールを決めずに、目標から考えた計画に沿ってやるべきことを細分化します。最初は小さなステップから始めて習慣化できたら少しずつステップアップしていくと挫折しにくいです。

独学で韓国語を学習するメリット・デメリットはそれぞれあります。

「韓国語を習得したい」という意志を持って計画をしっかり立てて、少しずつでも継続すれば独学で韓国語を習得することは十分可能です。

どうしても独学では続けられない場合は、必要に応じて韓国語教室を利用してみるのも良いですね。

独学で韓国語をマスターするために押さえるべきポイント

ポイント

独学で韓国語を習得するためには、まず目標達成に必要な計画を立てます。

目標達成から逆算して年単位→月単位→週単位と決めていき、最終1日単位で何をするかまで計画します。

次に、学習計画に沿って必要な教材を選びます。

そして一番大切なことは学習を継続することです!

どんなにしっかり計画して良い教材を選んでも継続できなければ語学習得はできません。

詰め込みすぎて継続できない計画を立てていたら、無理のない計画にかえましょう。

完璧主義は捨ててとにかく続けられるかどうかで判断してください。

計画通りできなくても修正しながら続けていれば習得できます。

できるだけ短い期間で習得したい場合は少し厳しめな計画も必要ですが、挫折しないことが大切なので修正は可能だということを忘れないでくださいね。

学習計画を立てる

独学で韓国語の学習をしたい方は、まず学習計画を立てましょう。

学習計画の立て方を5ステップでまとめました。

①目標を設定する

②目標と現在の自分のレベルの差を確認する

③目標達成までにやるべき学習を決める

④やるべき学習を割り当てる

⑤具体的にやることを週単位まで細かく計画する

①目標を設定する

まずは目標を設定します。

なぜ、韓国語を習得したいのか?を考えます。

・韓国ドラマを字幕なしで見たい、K-POPアイドルの推しの会話を字幕なしで理解したい
→韓国語の聞き取り、意味理解

・資格試験合格
→TOPIK1〜6級合格、ハングル能力検定5〜1級合格

・韓国旅行で現地の方とコミュニケーションをとりたい、韓国人の友達と会話を楽しみたい
→スピーキング習得

・韓国語をビジネスで使用したい
→リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング4技能を習得、ビジネスで使用する韓国語の習得

自分のなりたい目標を決めます。

具体的な目標を決める必要があるのでいつまでに何を達成したいのか明確にします。

試験合格が目標でない場合でも具体的にレベルを把握するために資格試験などを利用して数値で分かりやすく判断することもおすすめです。

②目標と現在の自分のレベルの差を確認する

目標が定まったら目標と現在の自分のレベルの差を確認します。

目標と現在の自分のレベルの差が分かれば「やるべきこと」を明確にできます。

今から韓国語習得を目指している方であれば「完全初心者でハングルも分からない」か「ハングルの学習を終えたくらい」という段階からスタートとなりますね。

③目標達成までにやるべき学習を決める

今現在の自分のレベルから目標達成までの差を埋めるために必要なことを洗い出します。

いつまでに何を習得するのか、目標から逆算して計画を立てていきます。

【韓国語習得のために必要な学習項目】

・ハングル
・文法
・単語
・リスニング
・リーディング
・スピーキング
・ライティング
・試験対策

以上の学習項目から目標達成に必要なものを選択します。

基礎学習であるハングル・文法・単語は必須項目です。

韓国語を聞き取れるようになるにはリスニング(音を理解、意味を理解)を強化します。

読めるようになるにはリーディング(韓国語を読む、意味を理解)を強化します。

会話できるようになるためにはリスニングとスピーキング(音を理解、意味を理解、話したいことを韓国語で組み立てて口から出す)をトレーニングします。

メールや文章で韓国語を使いたいならリーディングとライティング(韓国語を読む、意味を理解、ハングルを書く、作文する)をトレーニングします。

試験で合格したい場合は、受験する試験に必要な項目を選択します。

自分の目標を達成するために何を優先して学習し、次に何を強化するのかを決めていきましょう。

私の場合は「1年で韓国語を聞き取れて理解でき、日常会話できるようになりたい」というのが最優先の目標だったので、基礎学習後→リスニング強化→スピーキングのトレーニングという順に学習をすすめました。その間レベルチェックのために試験(TOPIK)を受けて受験対策と合わせてリーディングやライティングも試験に必要な程度学習するという流れです。

④やるべき学習を割り当てる

どんな教材を使って、どれくらいの期間で、何ができるように学習をするのかざっくり決めます。

1~3か月目
ハングル理解、基本文法(基礎的な活用)を理解、基礎単語を覚える、基礎文法と基礎単語で学習した文を読める・聞けるようにトレーニング

4~7か月目
基本文法(基礎的な活用)を強化、語彙を増やす、新たに文法・活用を学習、新たに学習した単語と文法を使用した文を読める・聞けるようにトレーニング、自分で作文した文を口から出すトレーニング

8~12か月目
語彙を増やす、自分が理解できるレベルの文をスムーズに読める・聞けるようにするトレーニング、自分で作文した文を口からスムーズに出すトレーニング、実践で会話する、実践で分からなかった文法や単語を覚える

⑤具体的にやることを週単位まで細かく計画する

「どんな教材を使って、どれくらいの期間で、何ができるように学習をするのか」ざっくりと決めたら、やることを週単位まで細かく切り分けます。

例)
ハングル:1週目

基本文法を理解するためのテキスト(全45課)の理解・復習:1日2~3課ずつ2週目~6週目で理解

基礎単語の暗記・復習:5週目~9週目

基礎文法と基礎単語で学習した文を読める・聞けるようにトレーニング:10~12週目

というように週単位で決めます。

あとは毎日「今日は〇ページ・〇課・〇語までやる」と箇条書きで”やることリスト”を書き出し、学習時間にやることリストに沿って勉強を進めます。

To Doリスト例
To Doリスト例

以上の5ステップで計画を立てるとやるべきことを取りこぼすことなく継続できます。

こちらを参考に学習計画を立ててみてください。

「どの教材を使って、何をどれくらいの期間学習すればいいのか」分からないという方は
”韓国語ペラペラロードマップ”を利用してみてください。

テキスト選びのポイント

①自分が学びたい項目を学べるか?

「ハングルの読み書きを学びたい」→ハングルの読み書き教本

「文法や活用を学びたい」→文法を学ぶ教科書、テキスト

「音読トレーニングに使う会話文が載っている」→学習した文法・単語を含む会話文

「よりネイティブな表現が知りたい」→ネイティブのよく使う言い回しが載っているテキストや動画教材

「語彙を強化するために単語をたくさん学びたい」→単語がたくさん載っている単語帳

自分が習得したいことを学習できるテキストを選んで学習します。

②音声がついているテキストか?

中級以上になれば音声のない単語帳などを使用しても正しい発音で読むことができますが、特に初心者や初級レベルの方は音声付きのテキストを選びます。

音読トレーニングやスピーキングトレーニングなどは必ずスクリプトと音声があるもので行います。

韓国語は音声変化もあるので、間違った発音で覚えてしまうとあとから直すのはとても難しいです。

初めから音声と一緒に学習しましょう。

③自分のレベルにあった継続しやすいテキストを選ぶ

韓国語を習得するために最も重要なことは継続することです。同じテキストを繰り返し反復学習もしますので、飽きずに繰り返しできるかもテキスト選びで重要な点ですね。

あまりに分厚いテキストだとなかなか終わりが見えずに挫折してしまいます。

テキストを一冊やりきるとモチベーション維持にもつながりますので、最後までやりきれるテキストを選びます。

以上3点を考慮してテキストを選んでみてください。

自分のレベルにあったテキストが何か分からないという方は各レベルおすすめ参考書記事を参考にしてください。

【韓国語】レベル別おすすめ参考書|初心者レベル0~初級レベル達成まで

【韓国語】レベル別おすすめ参考書|初級レベル〜中級レベル達成まで

韓国語を独学で習得する手順

ステップ

韓国語の学習はおおまかに

①インプット学習をする

②インプットした文法や単語を使って韓国語のリズムや発音、文の組み立て方などを身につける

③身につけた韓国語を元に自分の話したいことを組み立て実践で会話する

以上のような流れで進めていくのが韓国語習得をスムーズする手順です。

▼独学で韓国語をマスターできる手順▼

 【インプット】

 ・ハングル

 ・文法

 ・単語

 【会話する準備】

 ・音読

 ・瞬間作文

 【会話実践練習】

 ・オンラインレッスン

検定試験で合格を目指したい、試験受けたらいいこと

検定試験を受けることで自分のレベルを測る指標になります。

韓国語学習を続けていると自分がどこまで理解できてるのか曖昧になる時がやってきます。

「一定の教材なら聞き取りも意味も理解できているけど、本当にどのレベルまでの会話なら聞き取り、意味取りできるのだろう?」など自分の続けている学習が正しく進んでいるのかを知ることができれば、最短ルートで韓国語を習得することもできます。

モチベーション維持にも試験を中間目標におくことは役に立ちます。

試験は日程が決まっているので、この試験までにここまで学習を進める必要があるとリミットを決めることができます。

試験に申し込みしてしまえば合格に向けて学習するしかないので挫折を防ぐためにも役立ちます。

数ヶ月に一度試験を受ける予定にしていれば、結果的に学習継続につながります。

注意点は、試験合格のための勉強に偏ってしまわないことです!

あくまでも会話や実践で使える韓国語学習をしている中でレベルを測るためやモチベーション維持のために試験を利用することが大切です。

試験合格が目標の場合は試験対策のみで試験に特化した学習をすれば良いですが、実践的な韓国語を習得したいのに試験対策ばかりしていては会話で使うためのトレーニングが疎かになってしまうので気をつけてください。

韓国語は独学でも習得できる!

必ずできる!

目標を明確にし目標達成に向けた学習計画を立て、学習しやすい適切な教材で目標まで継続すれば、誰でも独学で韓国語を習得することは可能です!

韓国語には日本語に近い部分も多くありますし、初級レベルでも理解できることが増えて学習が面白くなってきます。

簡単に習得できるわけではありませんが、途中で諦めなければ「韓国ドラマを字幕なしで見ること」「K-POPアイドルの推しの話してることを理解すること」「韓国旅行や仕事で韓国人とコミュニケーションすること」は夢ではありません。

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