・韓国語の単語を効率よく覚えたい
・単語が身につかない
・単語を覚えたいのになかなか覚えられない
と思っている方はいらっしゃいませんか?
実は単語学習で挫折する人は多いんです。
単語が覚えられない、定着しないという悩みはよくあります。
せっかく単語を覚えるなら会話で使いたいですよね。
単語学習を闇雲にやっても、短期記憶では会話で使えるようにはなりません。
暗記が得意な方もいるかもしれませんが、単語学習は地味でつらいイメージも強いです。
楽して一回で覚えるのは不可能ですので、反復学習が重要です!
この記事では、単語暗記が苦手だった私でも続けられて、覚えた単語を会話やリスニングでも使えるようになった「単語を7ステップで覚える方法」を解説します。
この記事をよむと、単語の覚え方が身について1000語以上の単語を覚えることもできるようになります。
語彙力の強化もできますので、参考にしてみてください。
決定版単語の覚え方と手順7STEP
おすすめの単語帳
「新・合格できる韓国語能力試験 TOPIKI 必修単語集」
初心者〜初級レベルの方におすすめの単語帳です。
①音声が聴ける
②例文がついている
③例文の音声も聴ける
初心者の場合は発音が分からない単語がほとんどなので、音読付きの単語帳をおすすめします。
音声がなくても正しい発音が分かる方は、ご自身が覚えやすいと思う単語帳でOK!
【レベル別おすすめ単語帳】
単語の覚え方7STEP
STEP①準備
⑴知っている単語と知らない単語に振り分け
知っている単語にマークまたは知らない単語にマークをつけて「知っている単語」と「知らない単語」に振り分けをします。
私は、単語が見えるとつい知ってる単語も読んでしまうので、単語ごと暗記用の赤シートで隠れる緑色のペンを使用して消しちゃいます。
※暗記シート+暗記用ペンを使うと後で総復習したい時などペンを消せて便利です。
⑵1日でやる分に分ける
1日100語ずつ覚えていくのがおすすめですが、自分のスケジュールに合わせて調整して問題ありません
多少しんどいかもしれないけど、特に初級のうちは100語ずつなど厳しめなスケジュールでやる方が早く覚えられます。
学習初期に分かる単語を一気に増やす方が勉強がはかどるので学習が楽しくなります!
STEP②音声を聴く→声に出す
発音を間違えて覚えてしまうと後から直すのは大変です。学習初期から正しい発音を身につけるためにも音声は聴いて自分でも発音できるようにしましょう。
その日覚える範囲までの音声を聴いて声に出して発音を確認します。
全範囲の音声を聴いて声に出すという風にしてみるとかなりの時間を費やしてしまいます。
覚える時間がとれなくなってしまうので、STEP②は時間をかけ過ぎずに進めます。
この段階では意味は覚えなくてOKです。
発音を意識して音を確認し、ハングルを見て正しい発音でパッと読めるようにします。
STEP③1日で覚える範囲の単語を10個ずつに分ける
分からない単語を一気に覚えるのは大変です。
でも10個ずつなら暗記しやすいので、すぐ覚えられます。
「どうしても単語を覚えるのが苦手」という方は5個ずつに分けてもOKです。
小分けにした単語(10個または5個)だけを繰り返して覚えていきます。
【覚え方】
「韓国語→日本語意味」を1秒1単語(一瞬でパッと読む)で声に出して何周も繰り返して覚えていく方法だと最速で覚えることができます。
※書いて覚える、語呂合わせなど自分の覚えやすい方法があればその方法で覚えていきましょう。
STEP④覚えた単語をテストする
「覚えられたかな?」と思ったらテストします。
日本語を隠して覚える時と同じように1秒1単語(一瞬で答えをパッと言う)で韓国語を読んで、日本語の意味を声に出して答えます。
間違えた、覚えられてなかった、答えに詰まった単語にチェック(/やバツ印など分かるように)を入れます。
※覚えられてない単語はSTEP③に戻って覚え直します。
STEP⑤小分けにした(10個または5個)すべての単語に間違いチェックなくなるまで繰り返す
STEP③と④を繰り返して小分けにした単語全ての間違いチェックがなくなったらクリア!
※STEP③〜⑤で1セットです。
STEP⑥5セット繰り返して50個または25個覚えたら中間テスト
※5個ずつの場合中間テストは2回行います。
50個または25個を10個または5個ずつのテストの時と同じやり方でテストします。
この時も間違えた、覚えられていなかった、答えに詰まった単語にチェックを入れます。
※チェックは小分けテストとは別のマークでわかるようにしておくと◎
50個または25個全ての間違いがなくなったら次の小分け暗記へ。
STEP⑦最終100個全てをチェック
テストのやり方は10個ずつまたは5個ずつのテストと同様に日本語を隠して1秒1単語(一瞬で答えをパッと言う)で韓国語→日本語と声に出して答えます。
間違えた、覚えられていなかった、答えに詰まった単語にチェックを入れます。
※チェックは小分けテスト、50個または25個ずつのテストとは別のマークでわかるようにしておくと◎
100個全ての間違いがなくなったら完了「今日の単語暗記の範囲は終了」です。
定期的に復習して長期的な記憶をつくる!
覚えた単語を忘れにくくする方法
①寝る前に復習
覚えた単語を復習するために100個全てをチェックテストするのが一番効果的です。
チェックテストが出来ない日は音声を寝る前に聴きながらCDなどから日本語訳が聞こえる前に自分で日本語の意味が答えられるか確認してみてください。
②新しい単語を暗記する前に復習
新しい単語の暗記をスタートする前に今まで覚えた単語を一度サラッと復習します。
しっかり覚えていればほとんど間違えることはないと思います。
ここで、間違えた単語が分かるようにチェックしておきます。何度復習しても覚えられないものはノートに書き出したりして何度も見るようにすると覚えることができます。
③5日進んだら6日目に5日分を復習
1日目:1〜100語の単語暗記
2日目:1〜100語をあまり時間をかけないで復習 +101〜200語の単語暗記
3日目:101〜200語の復習+201〜300語の単語暗記
4日目:201〜300語の復習+ 301〜400語の単語暗記
5日目:301〜400語の復習+401〜500語の単語暗記
6日目:1〜500語の復習
この日は500語を総テストして間違えた単語はしっかり覚えなおします。
新しい単語のインプットはせずに復習のみする日です。
7日目:予備日
単語学習のスケジュールに調整が必要な場合はこの日で調整します。
スケジュール通り進んでいる場合は6日目と同様、総テスト&復習をします。
上記のスケジュールでどんどん進めていきます。
復習日は5日間で進んだ範囲を総テスト&復習する日です。
使える単語を覚えるために重要なこと3点
・反復学習
単語学習において一番大切なことは”繰り返し”です。
私たちの脳は繰り返し出会う人やモノを重要な情報として処理します。
一発で覚えようとするのはNG!
その瞬間は覚えられたと思っていても1ヶ月後にはほとんど覚えていません。
それでは、せっかく勉強した単語が使えるようにはなりません。
「忘れる→思い出す・覚え直す」を何度も繰り返していくと長期的な記憶になっていきます。
・1単語に時間をかけ過ぎない
単語を効率よく覚えるためには、反復学習が重要と言ったように何度も同じ単語に出会うことで覚えられるようになります。
そのためには1単語にじっくり時間をかけるより、回転率をあげることを意識して1単語10秒以内で意味が答えられるようにしましょう。
10秒かけて答えが出なければどれだけ時間をかけても思い出すことはできません。
出てこなければすぐ答えを確認して何度も何度も声に出して記憶します。
・発音とセットで声に出して覚える
会話やリスニングで使える単語を身につけるためには音声がとても重要です。
正しい発音を知らなければ聞いても分からないし、自分の口から発することは不可能です。
正しい発音を音声で確認し、何度も発音することで音と意味が繋がっていきます。
・正しい発音を身につけるためには単語学習の前にハングルの基本的な発音を学習しておくことをおすすめします。
・「発音が正しくできているか」気になる単語や似た発音で混乱してしまう場合は、自分が正しく発音できているか「papago」というアプリを使って発音チェックできます。
覚えた単語を使えるようにするトレーニング
せっかく単語を覚えてもリスニングや会話で使えるようにならなければ学習を活かすことができないですよね。
そのためには、覚えた単語を使えるようにするためのトレーニングが必要です。
では、「トレーニングとはどのように行うのか?」解説します。
韓国語の単語学習では動詞や形容詞を基本形「〜다」の形(例:가다→行く、바쁘다 →忙しい)で覚えますが、過去形・命令形など文法上の表現によって語形変化(活用)します。
韓国語をマスターするには表現したい文型に合わせて活用形を使いこなす必要があります。
活用を覚えるために、単語帳に記載されている例文を利用します。
単語を覚えるときに例文も一緒にインプットできる場合は同時に学習しても良いですが、特に初心者の頃は例文に出てくる単語が知らない単語ばかりで難しいです。
私も単語暗記と一緒に例文を読んでいると、1単語に時間がかかるためストレスになりました。
おすすめの学習方法は単語をある程度覚えてから例文を使う方法です。
単語を覚える→例文をスラスラ言えるまで音読→例文を読んで日本語訳を答える
というようにトレーニングすると、覚えた単語の復習にもなり記憶に定着しやすくなるのでおすすめです。
7ステップで覚えて会話で使える韓国語単語を増やそう
STEP①準備
知ってる単語と知らない単語の振り分け
1日に学習する単語量の振り分け
STEP②音声を聴く→声に出す
STEP③1日で覚える範囲の単語を10個ずつに分ける
STEP④覚えた単語をテストする
STEP⑤小分けにした(10個または5個)すべての単語に間違いチェックなくなるまで繰り返す
※STEP③〜⑤で1セット
STEP⑥5セット繰り返して50個または25個覚えたら中間テスト
STEP⑦最終100個全てをチェック
上記の手順で単語のインプットをします。
初心者から初級レベルの頃は特に日常会話でよく使う基礎単語を一定量覚える必要があるため、数多くの単語を覚えることのできる方法で暗記しましょう。
ただし、韓国語単語と日本語の意味だけを覚えても使えるようにならないので、アウトプットで使用することを想定したトレーニングも必ず行います。
単語を覚える段階で例文と一緒に覚える、例文を作りながらインプットするという方法もありますが、実際にやってみると難易度は少し高めです。
特に初心者のうちは難しいと感じるので、
「単語を覚える→覚えた単語を使うトレーニングをする」
という方法をおすすめします。
この方法で1000語以上覚えることができ、トレーニングを通してリスニングや会話でも使えるようになります!
参考にして韓国語の語彙力強化に役立ててください。